(写真=optimarc_Shutterstock.com)
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欠けて処分されてしまう宝石を蘇らせる!「KAKERAnoHIKARI」プロジェクト

2019.6.14
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宝石類は、装飾品や投資対象として、昔から価値が認められてきました。しかし、多くの富裕層に愛される価値の高い宝石の陰に、輝きは同じでも「捨てられる宝石」があることをご存知でしょうか。

そうした捨てられる宝石にスポットを当てて活用し、大きな成功を収めているクラウドファンディングがあります。「宝石をより多くの人の手に渡したい」という思いから計画されたプロジェクトは、どのようなもので、なぜ成功を収めることができたのでしょうか。

誰の手にも渡らない宝石の存在

ルビーやサファイヤ、トパーズや水晶など、高価な宝石類は、簡単に手に入るものではなく、希少性が高ければ高いほど価値を持ちます。実物投資としても人気のある宝石ですが、アクセサリーとなり高価格で市場に出回る物がある一方で、誰の手にも渡らず捨てられてしまう宝石もあるのです。

それが「KAKERAnoHIKARI(カケラノヒカリ)」プロジェクトで、返礼品となっている宝石たちです。同プロジェクトのリターンは、ジュエリーへ加工する際に職人が誤って欠けさせてしまった宝石を利用しています。美しく加工されジュエリーになることで価値を上げる宝石ですが、ほんの少し欠けてしまっただけでも価値が下がります。

しかし、たとえ欠けたものであっても、その石自体の輝きは変わりません。そこでKAKERAnoHIKARIプロジェクトでは、この石の欠けを「欠点」ではなく「個性」として捉え、再利用しました。捨てられるはずの宝石に新たな道を生み出したこのプロジェクトは注目を集め、2018年8月に終了したクラウドファンディングでは、目標金額30万円を大幅に越える216万3000円もの支援を達成しました。

あこがれのジュエリーを低価格で手に入れる

このプロジェクトにおけるリターンの宝石は、ブルートパーズ、ガーネット、ペリドット、アメジスト、レモンクォーツの5種類です。リターンは、好みの宝石3つを選ぶ3000円のコースから、小さな宝石を15石ほど入れた小瓶の1万円コース、ペンダントやピアスに加工された2~3万円のコースが用意されていました。

特に、安価なコースに人気が集中し、3000円のコースでは184名が支援者となっています。また、ジュエリーに加工されていない宝石はアート作品やハンドメイド作品にも活用でき、「捨てられるはずだった」それぞれの宝石に、個性的なストーリーが生まれるきっかけとなったことでしょう。

珍しいジュエリーとしてプレゼントにも

クラウドファンディング発のジュエリーは、一般には流通しない珍しさから、結婚記念日や恋人との記念日の贈り物としても喜ばれそうです。また、ファーストジュエリーとして、入学祝い、成人祝いなどに親から子どもへプレゼントするのもいいでしょう。

2018年10月現在、KAKERAnoHIKARIは新たな宝石3種を加え、3度目となるクラウドファンディングを開始し、12月末まで支援者を募っています。上記のように大切な人への贈り物としてはもちろん、自分へのご褒美として支援してみてはいかがでしょうか。

>>支援ページ:「KAKERAnoHIKARI」欠けて処分されていた宝石を再利用し宝石の魅力を。

KAKERAnoHIKARIプロジェクトの広がりにも期待

クラウドファンディングを通して、多くの人へ宝石を届けてきた同プロジェクトは、今後はブランド化を進め、SNSを活用して販売を続けていくようです。多くの人に宝石に触れてもらいたい、宝石の良さを知ってもらいたい、という思いの込められた活動は、少しずつ広がり認知されています。

SNSを利用することで、「支援しリターンを受け取って終わり」ではなく、その後も支援する側と支援を受けた側が交流を続けられます。クラウドファンディングで知り、支援した人やモノが少しずつ成長して実を結ぶ姿を見られる。このようなサクセスストーリーを間近で感じられるのは、クラウドファンディングで支援を行うメリットの一つと言えるでしょう。

今回ご紹介したKAKERAnoHIKARI同様、「ダイヤの原石」となりそうなプロジェクトを探して支援してみてはいかがでしょうか。

 
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