(写真=Billion Photos/Shutterstock.com)
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Crowdfunding

社会貢献の入口、クラウドファンディングや寄付のプラットフォーム

2019.2.12
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社会貢献に対して興味があるものの、どこから始めたらいいか分からないという人に向けて、クラウドファンディングや寄付サイトなどのプラットフォームをご紹介します。それぞれの特徴を比較したうえで、自身が取り組めるものを見つけてみましょう。

組織や個人の夢を支援する「クラウドファンディング」

クラウドファンディングとは、不特定多数の人がインターネットを経由して、財源を求める組織や人に資金を提供するサービスです。クラウドファンディングという言葉は「群衆による資金調達」を表わした造語で、目的や理念を持ちながら、資金不足で実現できない人々や組織の夢を実現する可能性を高めるプラットフォームとして、期待を集めています。クラウドファンディングの中には、モノやサービスなどの返礼品がもらえる「購入型」や、基本的に返礼品がない「寄付型」などいくつかの種類があります。ここではクラウドファンディングの代表的な3つのプラットフォームをご紹介します。

Readyfor
購入型クラウドファンディングサイトの「Readyfor(レディーフォー)」は、プロジェクト掲載件数や累計支援額において、日本最大級のクラウドファンディングプラットフォームです。運営会社のキュレーターが専任で相談に応じてくれるなど、プロジェクト支援を手厚く行っています。各プロジェクトの支援目的や支援額が適切であることが資金調達成功の礎になっている一面もあります。

扱うプロジェクトは「社会にいいこと」「地域」「ものづくり」「アート」「チャレンジ」の5つに分類され、地域ごとの取り組みもソートすることができます。社会貢献性の高いプロジェクトを見つけやすい点では、優れているプラットフォームといえるでしょう。

また、Readyforでは、「Readyfor Charity(レディーフォーチャリティー)」というNPO法人や自治体、学校法人など非営利活動への支援を行う「寄付型」のクラウドファンディングも運営しています。寄付者は寄付金控除を受けることができます。

CAMPFIRE
「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」は購入型と寄付型の両プロジェクトを支援しています。アート・写真、音楽、アニメ・漫画、プロダクト、まちづくり・地域活性化などの制作を目的に資金調達しているクリエイターが多いプラットフォームです。店舗を運営する企業とのコラボレーションなども多く、話題性のあるプロジェクトが集まる特徴があります。

アーティスト支援やイベント支援など、収益だけではなく感動を生む何かに支援することで、その作品や場に触れる人々の心を動かす形で社会貢献したい場合に、CAMPFIREはマッチするプロジェクトの多いプラットフォームです。

またCAMPFIREでは、社会貢献特化型サービス「GoodMorning(グッドモーニング)」も運営しており、被災地支援などの社会における課題解決を目指すクラウドファンディングにも注力しています。

Makuake
購入型クラウドファンディングサイトの「Makuake(マクアケ)」、はメディア掲載数においてトップを誇るクラウドファンディングプラットフォームで、ベンチャー企業の挑戦が多いのも特徴の一つです。カテゴリは、フード、テクノロジー、出版、エンターテイメントなどの業種全般を扱っており、新しい事業に挑戦しようとする企業がステップアップとして利用している印象です。

市場分析ツールを利用した戦略的な資金調達が可能である点から、長期的な事業のスタートとして利用するケースが多いようです。これからの日本の課題を解決したいベンチャー企業の取り組みやテクノロジーの発展に寄与したいと考える人は、Makuakeのプロジェクトを探すといいでしょう。

さらに2018年5月から、「Makuakeガバメント」という、地方自治体が起案したプロジェクトを支援することでふるさと納税のように寄付金控除を受けられるサービスを開始しました。こちらのサービスは「寄付型」でありながら、ふるさと納税と同様に、地方自治体から返礼品を受けられるのが特徴です。

社会貢献をより身近にする「寄付」サービス

寄付は、公共事業や施設に対して自身の金銭を無償で提供することです。クラウドファンディングと違ってリターンはありません。クラウドファンディングの中にも寄付型があるので、寄付と寄付型クラウドファンディングの差は小さくなりつつありますが、寄付は目標額を設定するものではなく、継続的な活動や施設の維持などに対して、長期的に窓口を開いているものです。

gooddo
「gooddo(グッドゥ)」は、寄付を求めるNPOやNGOと出会うプラットフォームです。各団体のページには、取り組んでいる活動の概要とFacebookページなどSNSへのリンクがあります。「動物愛護」「出産子育て」「芸術・スポーツ」「障がい・介護」などのカテゴリ別に団体名を確認することができるので、自身が取り組みたいと考えている分野に応じたNPO法人を見つけることができるでしょう。

Give One
「Give One(ギブワン)」では、各団体の取り組みや目標とする寄付金額を一覧できるとともに、オンライン決済を通じて寄付ができるシステムを導入しているプラットフォームです。1回の寄付から、毎月同額を寄付し続けるものまで、選択肢が広いことも魅力です。「環境」「まちづくり」「緊急災害」「雇用・就労支援」など身近にある課題を解決することを主軸にしたカテゴリを掲げており、自身が課題意識を持つテーマと出会いやすい特徴もあります。

Syncable
「Syncable(シンカブル)」は登録制のNPO法人支援プラットフォームで、「国際協力をしたい」「自然・環境を守りたい」など、寄付する側の希望に沿ったカテゴリを提案している点で、他のプラットフォームと一線を画しています。寄付そのものをライフスタイルとして浸透させる意思があり、今後は、寄付した対象やこれまでの寄付履歴をグラフ化する「ポートフォリオ」機能が追加される予定です。

プラットフォームを利用して効率的な支援を

クラウドファンディングや寄付のプラットフォームは、社会貢献を身近に感じ、はじめの一歩を踏み出す力をくれる場所です。あなたが今後どんな課題意識を持ち、支援を通じてどのような貢献をしたいのかも、プロジェクトや団体の取り組みに目を通していくにつれ明確になっていくことでしょう。

 
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